マッサン第6回 この手、離すなよ AULD LANG SYNE 蛍の光

マッサン第6回 この手、離すなよ AULD LANG SYNE 蛍の光 玉山鉄二 シャーロット・ケイト・フォックス

マッサンの部屋

早苗はマッサンの子供の頃の話をします。
そして泣きながら訴えます。

「この国にいる限り、あんたは日本人になれん」

早苗は泣きながらエリーに国に帰るよう訴えます。
涙するエリー。

エリーはスコットランドを離れる時を思い出します。
泣きながら母親に別れを告げて家をでたエリー、、、

  

そして、、、

エリーを探すマッサン。
島爺に聞きますがいません。
すみれに聞きますがいません。
千加子にも聞きますがやはりいません。

早苗の部屋を開けるマッサン。
木魚をたたくお母ちゃん。

「あの娘のことはわすれんさい」

先ほどの涙和どこへやら。

「エリーに何を言ゆたんじゃ!」

家を飛び出すマッサン。

 

AULD LANG SYNE 蛍の光

バスに乗り込むエリー。
マッサンはエリーを見つけてバスを追います。
走るマッサン、しかし追いつけません。
土手を駆けおります。

警笛を鳴らして突然止まるバス。
歌声が聞こえてきます。

 

AULD LANG SYNE 蛍の光

 

Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind ?
Should auld acquaintance be forgot,
and days of...

 

懐かしき友を忘れられようか
二度と子の心に戻らぬのか
懐かしき友を忘れられようか
あの日々も、、、

 

バスを降りるエリー。

「マサハル、、、」

「わしをおいてどこへ行くんね?」

「政春ノオ母サン、政春、愛シテル。スゴク、タクサン、愛シテル。イッパイ、イパーイ、愛シテル」

エリーは全てを捨てて日本に来ました。
しかしエリーは一つ後悔があります。
それは、母親の反対を押し切って日本に来てしまったこと。

「トテモ、トテモ悲シイ!」

エリーは政春に親子の縁を切らないように、母親を大事にするように言います。
うつむくマッサン。
エリーは自分がいるとマッサンとお母さんが仲良くできないと思っています。

「ダカラ、私、帰リマス」

背を向けるエリー。
(もう書いていて涙が出てきます)

「ゆるさん!」

振り向くエリー。

「日本は亭主関白の国じゃ!
嫁は黙って夫の言うことを聞くもんじゃ!
わしにはのう、エリーのおらん人生は考えられん。
無理して日本人なんかならんでええ。
エリーはえりーのまんまでええ。
そのまんまのエリーで、、、わしのそばにおってくれ」

マッサンは言います。
スコットランドの「蛍の光」は、愛する人との再会の歌だと教えてくれたのはエリーだと。

 

 

スコットランドを旅立つ日を

そのときエリーはAULD LANG SYNE蛍の光」を歌います。
マッサンはエリーが別れを言いにくれたのだと思います。
しかしエリーは、、、

「ワタシヲ、日本ニ、連レテテ」

そして日本に旅出すマッサンとエリー。
一緒に駈け出します。

 

M: Ellie! Let's hurry!

 

転ぶエリー。
マッサンはエリーの手を取り、、、

「この手、離すなよ」

マッサンはエリーの手を取り、、、

「この手、離すなよ」
玉山鉄二 シャーロット・ケイト・フォックス


「ハイ」

 

そして今

またマッサンはエリーの手を取り、

「この手、離すなよ」

マッサンの手にキスをするエリー。

「ハイ」

抱き合うマッサンとエリー。

「エリーーー!」

 

お互いの愛を確かめ合ったエリート政春。
けれど二人が進む道には更なる困難が、、、