程度を表す副詞
程度を表す副詞には、
- so(とっても)
- really(本当に)
などいろいろありますが、文の中での定位置は「前」。ターゲットとする語句のレベルを限定するので定位置は「前」です(参考:一億人の英文法 P259)。
一億人の英文法にはこの「程度副詞」が分かりやすくまとめてあるのでご紹介します。
一億人の英文法 P260にはこの「程度副詞」が表になって掲載されています。
縦軸に
「強」↑
「弱」↓
横軸に
「くだけた」← →「かたくるしい」
というスケールが取られていてます。そこに
- very(とても)
を基準として各副詞がどの様なレベルなのかが、感覚的に分かりやすく表示されています。
次のものが紹介されています。[縦軸 , 横軸]でだいたいの数値を表すと
- too(~すぎ)[+6 , 0]
- absolutely(完全に)[+5 , 0]
- so (とっても) [+4 , -5~+5]
- really(本当に) [+3 , -5~0]
- quiet(かなり) [0~+5 , +4]
- very(とても)[+2 , 0]
- pretty(かなり)[+1, -5]
- rather(かなり)[0 , +1]
- fairly(かなり)[-1 , 0]
- a little(少し)[-2 , 0]
- a (little) bit(少し)[-2 , -5]
- hardly(ほとんど~ない)[-4 , 0]
- barely(ほとんど~ない)[-5 , 0]
となります。日本語では同じ意味のものも、そのニュアンスが分かりやすく説明されているので「話す」英語でどれを選択すればいいのかの判断にとても役立ちますよ。
一つ一つの単語にすべて例文が付いていますので、どのような状況で使えるのかが分かりやすくなっています。これだけで十分とは言えませんが、各副詞のレベルやニュアンスが分かるので応用がきくと思います。
ほかにも「頻度副詞」や「確信の度合いをあらわす副詞」なども図として表現されていて判断の基準になると思います。私もこの副詞のところはブログを書くときもよく参考にさせてもらっています。
英会話の上達に役立つと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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too
特にtooはとび抜けています。いきすぎ。あまりに~なので、、、という感覚。
「too~to...」
は
「あまりに~だ、...するには」
から
「あまりに~なので、...できない」
という訳になるんですね。でもこれ、英語を話すときはこの「飛び抜けている(だからちょっとブルーな気持ち)(だから否定的)」という感覚が大事だと思います。例えば、
It's too cold to play tennis.
ならば、
「寒すぎるよ」
とブルーな気持ちで言っておいて、
「テニスするにはね」
と説明する感覚ですね。