マッサン第5回 政春と政志、白熱の相撲
オメカケ?
居間でマッサンと早苗が話しています。
早苗はエリーをまだ認めようとしません。
家をとるか、エリーを取るか、マッサンに返答を迫ります。
マッサンもゆずりません。
結婚を認めてもらえないなら、全部捨てる覚悟です。
エリーは、、、
「オ母サン、私頑張リマス。政春ノイイオ嫁サンニナリマス」
でも、お母ちゃんは認めません。
そして、、、
「お前が、どーしてもこの人と別れとうないいうんなら、、、
お妾さんになってもらい!」
「オメカケ?」
お母ちゃんはどうしてもエリーの正妻は認めません。
政春は早苗の言葉に怒り心頭、エリーを連れて部屋に戻ろうとします。
「出て行くなら勘当じゃ!」
「勘当で結構じゃ!」
うーん、広島弁は迫力があります。
マッサンの部屋
でエリーは感動の意味をマッサンに聞きます。
「縁ヲ切ル?」
「親子でのうなるいうことじゃ」
E: What?
E: なんですって!
マッサンは家を出るつもりです。
カバンに荷物を詰め込みます。
しかしエリーはそれを制します。
マッサンはエリーに怒鳴ります。
E: Don't yell out at me! Masaharu. Look!
E: 大きな声を出さないで!政春。見て!
エリーは、家族と一緒に移ったマッサンの小さい頃の写真を取り出します。
「笑ッテル。本当ハ、家族大好キ。大切ナ人、失ッタラ駄目!」
マッサンはそれでも荷物を詰め込みます。
しかしその中にウィスキーの瓶がありました。
マッサンはカバンからウィスキーの瓶を取り出します。
それを見てマッサンは、、、
酒蔵
マッサンは父親の政志に、ウィイスキーを飲ませます。
むせる政志。
マッサンはウィスキー作りへ情熱を語ります。
政志は何も答えません。
マッサンは今夜の汽車でエリーと大阪に発つことを伝えます。
しかし政志は腕を組み、何も答えません。
マッサンは立ち去ろうとします。
すると、、、
「ええ子じゃないか、幸せにしてやれ」
政志はマッサンに声をかけ、相撲を取ろうと言い出します。
相撲を取るマッサンと政志。
その様子をエリーが見ています。
マッサンは負けます。
マッサンは本気を出します。
白熱する相撲。
政志はマッサンに酒蔵を継いでもらいたいと思っていました。
でも、、、
「やってみい、お前の尻は、わしがなんぼでもふいたる!思い切って、やってみー!」
政志はマッサンを投げ飛ばします。
倒れるマッサン。
エリーは心配そうに見ています。
そしてマッサンはもう一度政志に挑みます。
負けるマッサン、すすり泣き。
マッサンは泣き言を漏らします。
自分は逃げているのではないかと、、、
そしてまた政志に向かっていくマッサン。
「そがな泣きごと言うんじゃったら、止めてしまえい!」
白熱する相撲。
「世界一うまいウイスキーを作って、新しい時代をつくってみい!」
勝負のつかない相撲。
「わしゃ命懸けてやる!世界一うまいウィスキー作ってのう、親父に飲んでもらうけん!うああぅ!」
マッサンは政志を投げ飛ばします。
「よっしゃ、これでええ、はははっ!」
「ありがとな、親父、、、」
手を差し出すマッサン。
それを見ていたエリーは泣きながらどこかへ向かいます。
台所
「オ箸、貸シテクダサイ」
エリーはすみれにお箸を借ります。
マッサンの部屋
お箸の練習をするエリー。
そこへ早苗がやって来ます。
早苗はお箸でお豆をつまんで見せます。
そして、、、
「どうぞ、国へ帰ってつかあさい!お願い、お願い、お願いします!」
どうしていいかわからないエリー、、、
お父さんは理解を示してくれましたが、お母ちゃんはやはり許してはくれないんでしょうか、、、